ガン保険と公的保険について

この世の中には様々な病気が存在しています。風邪や頭痛から始まり、インフルエンザなどの感染症や日本人の三大死因となっている”ガン””心臓病””脳卒中”などの生活習慣病まで、ありとあらゆる症状が発生する今日ですが、病による死亡率は年々減少傾向にあります。今回はこれらの病の中でも、二人に一人がかかると言われる”ガン”についての話をしましょう。


日本は世界の中でも随一にガンに関心のある国だと言っても過言ではありません。というのも、ガン保険というシステムは日本などの北東アジアでしか流行していないからです。


欧米などではガンだけに特化した保険というものはないのです。ガンのように、起きた場合のダメージが大きい損失に対して備えをすることが保険への加入だというのなら、ガン保険はまさにうってつけの保険と言えるでしょう。ですが、ちょっと考えてみてください。日本には公的医療保険という制度があります。医療費の七割が賄われるこの制度がある日本で、本当にガン保険は必要なのでしょうか?


三大死因と言われるガンですが、実際はそれほど多くの人命が失われているわけではありません。たとえ七十歳の男性がガンにかかったとしても、その半数は生存しているのです。この事実とドキュメンタリーなどの厳しい闘病生活の記録などが相まって、ガン治療には高額な治療費がかかるとお思いになられているのかもしれません。


しかし、公的医療保険が適用されないのはあくまで未承認の抗ガン剤を使用した場合や先進医療を用いた手術などを行った場合のみです。通常の治療法を選択するならば、民間の医療保険によってカバーされる範囲というものはそれほど大きくないのです。


実際には、ガン経験者の多くは医療費が50万から100万円で済んだとの回答があります。つまり、御家庭で少なくとも200万円程度の医療に対する貯蓄があるのならガン保険はほとんど必要ないと言えるでしょう。


ですが世の中そう上手(うま)くいかないことも事実です。それほどの貯蓄を、しかも医療費としてのお金を蓄えることのできる人は一部でしょう。それ以外の方々のためにガン保険は存在しているのです。入院中はお金の心配なんてしたくないものですから、できれば診断給付金が毎年のように支払われるガン保険を選ぶことをお勧めします。


将来的にはガンに罹(かか)る可能性が高い現状で、自分はどんな生活を送ることができているのか。健康に生きるために自らの生活を顧みるとともに、自分のライフステージに合うガン保険を探すため、この機会に保険料の見直しをしてはいかかでしょうか。先のことを考えることも大事ですが、日々の生活を豊かにすることも大事なことですよ。

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